活動実績

市の機密管理を強化して頂きました。

■2020.4.23(木)■

近年、民間企業の機密情報漏えい事件がしばしば発生しています。

地方自治体も例外ではなく、最近では弘前市の職員が2,747人分の個人情報を意図的に外部流出させ、大きな問題となりました。

刈谷市も15万市民の個人情報をはじめ、膨大な機密情報を管理していますので、故意・過失にかかわらず、絶対にそれらを流出させてはなりません。

そこで私は、昨年の3月定例会で、市の機密管理について一般質問しました。そしてその際、情報の出口となる個人のE-mailが、誰でも外部送信できる事を知りました。

職員の皆さんは、法令で守秘義務を課せられている為、漏えい行為はされないはずですが、昨今、E-mailは漏えいを引き起こす大きなリスクがあると認識されています。

そこで私は「外部送信メールの上司への同報機能」の導入を提案しました。

これは、部員が外部メールを送信すると同時に、上司にもCCメールが自動送信され、不審な点がないかチェックする機能です。

職員の皆さんを信用しないわけではありませんが、誤送信や不可効力による漏えいも含め、早期発見・対処できる為、民間でも導入が進んでいます。

その後、庁内での検討を経てこの仕組みが導入され、この度運用が始まりました。

情報システム課さんのご理解とご尽力に感謝申し上げます。

刈谷市役所では、月に約7,000件のメールが外部送信されており、これらに監視の目が加わった事は、機密管理上の大きな進歩だと思います。

職員の皆さんは少々気を遣われるかもしれませんが、すぐに慣れると思います。

適切的確な提案であれば真摯に受け止め、取り入れて頂ける市の姿勢に感心するとともに、今後も良い提案ができるよう、研さんを積んでまいります。

関係各位におかれましては今後とも宜しくお願い申し上げます。

いらすとや