■2023.4.6(木)■
昨年5月の明治用水頭首工の漏水事故は、農工業用水の重要性を痛感させられる事件でした。
では、大規模災害等で断水が生じた場合、一般市民はどこで給水が受けられるか、果たして知っているでしょうか。
災害時の応急給水は、市内37か所の指定避難所で受けられますが、各施設にその表示はなく、ハザードマップにも記載はありません。ネット検索すればわかりますが、ネットが寸断されればわかりませんし、ネット環境がないご家庭もありますので、災害規模によっては、多くの市民が水を求めて路頭をさまよう事態になりかねません。
そこで、昨年6月定例会の一般質問で、『37か所の指定避難所に、給水所を示す看板を設置し、誰もがわかるよう周知すべき。』と要望した結果、過日、全37か所への設置が完了しました。
刈谷市役所水道課さん、危機管理課さん、ご対応誠にありがとうございました。
看板の多くは正門などの道路沿いに設置され、日常的に市民の目に入ると思います。
はからずも3/8には、水源浄水場の水質トラブルにより、市北部地域への水道水給水が一時的に停止し、水の大切さが再びクローズアップされました。
看板を設置して頂いて本当によかったと思います。
東日本大震災から12年が経過しましたが、その記憶を風化させてはなりませんし、災害時の給水は市民の生命線です。
引き続き、自然災害をはじめとする有事への備えと対応について提言してまいります。
刈南中の看板です。避難所の案内看板の下方に追加設置されました。青を基調としたデザインで英語表記もあり、外国籍の方もがわかりやすいと思います。
日高小の看板です。
産業振興センターの看板です。
総合文化センターの看板です。