◆2013.9.4(木)◆
本日一般質問に登壇しましたので、私の質疑内容を抜粋してお伝えいたします。傍聴にお越し頂いた皆様、誠にありがとうございました。
件名1『※発達障がい者への総合支援について』
※コミュニケーションや対人関係が苦手で、じっとしていられない、曖昧な事が解らないなどの特徴を持つ生まれつきの脳機能障害。
Q:発達障がいを持つ、あるいは疑われる児童・生徒数とその合計が全児童・生徒数に占める比率は?
A:本年度では通常学級357名、特別支援学級181名、合計538名で、全小中学校の児童・生徒数全体の約4%にあたる。
Q:刈谷総合病院や刈谷病院、愛教大と教材作成や指導方法の研究などオール刈谷でもっと連携すべきでは?
A:各種研修で医療機関や大学から発達障害児の理解や学習支援等について指導を受けている。また、特推協の研修において自作教材の紹介、視聴覚機器の使用やコンピュータソフトの活用などの情報交換を行っている。今後も医療機関・大学との連携や教材開発をより一層進めていく。
Q:総合支援拠点『発達障がい者支援センター』設置の必要性をどうお考えか?
A:発達障がい児・者の支援は、非常に重要な課題であると考え、子ども相談センター、障がい者支援センターを中心に対応している。発達障がい者の支援に特化した施設を建設する予定は現段階ではないが、継続支援とともに機能強化も図っていきたい。
★さはらの要望
豊田市の「こども発達センター」は発達障がいを抱える子ども達の相談~診療~通園による療育事業を一環して行っている。発達障がいを抱える本人と家族に対するライフステージ支援の必要性は増しており、同センターのような総合支援拠点が必ず必要になる。定住自立圏域(刈谷、知立、高浜、東浦の3市1町)においても刈谷が先進市として発達障がい児・者支援をリードしてほしい。
件名2『震災時の市民の対応と避難所について』
Q:環境省はペットの避難所受入れ体制の整備を求めているが、刈谷市はどう進めていくか?
A:刈谷市はペットの持ち込みについては、危険動物を除き、飼育場所を避難所の屋外とすること、届け出の必要があること、管理責任は飼育者にあることなどを避難所運営マニュアルに定めている。 今後、環境省のガイドラインを参考に、避難者の相互理解が得られるよう、特に衛生面において必要な対策を検討していく。
★さはらの要望
防災・減災対策は、何をどこまでやれば十分なのかという到達点の見極めが大変難しいが、一つ一つの積み重ねが刈谷と市民を守る強固な砦(とりで)となっていく、やりがいのある仕事と捉え取り組んで頂きたい。
その他本日の質疑より、市の新たな取組みを1点ご紹介します。
Q:特別支援学校の設置に関する市長の考えを改めてお聞きする。
A:県の施設を誘致する可能性を探ってきたが、このままでは実現に長い年月がかかる。刈谷市として、肢体不自由に特化した特別支援学校を整備していきたい。
☆さはらの見解
特別支援学校の設立は、私自身、そして所属会派「市民クラブ」としても継続要望してきた事業であり、竹中市長のご英断、ご決断に賛意を表したいと思います。ここから更に、知的障害や発達障害も含めた発達支援の拠点整備など、刈谷市の障害福祉の新たな取組みが始まる事が期待されます。
本日は刈谷城築城480年記念ポロシャツを着用して登壇しました。