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アクティブシニアの活用や障がい者支援について要望しました。

◆2014.2.27(木)◆

本日3月定例会の質問質疑(一般質問)に登壇しましたので、私の質疑内容を抜粋してご報告いたします。傍聴にお越し頂いた皆様、誠にありがとうございました。

件名1『高年齢者の働く意欲や経験を活かす施策について』

質問の主旨:企業においては2025年を目処に65才までの雇用が義務化される。この事をきっかけに、65才までは勿論、65才を過ぎても健康で働く意欲を持つ高年齢者は確実に増える。刈谷市においても元気な高年齢者が活躍できるステージの充実が必須である。

Q:シルバー人材センターの会員数、契約金額等が減少している理由は?

A:多くの高齢者は継続的な仕事を希望しているが、公共や企業からの発注が減少していることに伴い、希望にあった仕事が無いため会員や契約金額が減少している。

Q:高年齢者の労働意欲、活力を生かす新たな事業は始まっているか?

A:H26.1からスタートした介護予防ポイント事業は、高齢者に生きがいづくりの場を提供し、自らの健康増進にも積極的に取り組むことで介護予防効果が期待できる。また、シルバー人材センターの「刈谷シルバー生活支援隊」では、ごみ出しや電球の取り替え等、1回30分程度の簡単な日常生活支援を500円(ワンコイン)で請け負っている。

Q:今後はITなど高年齢者の経験やニーズにマッチした、より魅力的な職域の開発が必要ではないか?

A:今後、IT関連の仕事等、様々な分野で高い能力を持った高齢者が増えることが予想されるが、現在のシルバー人材センターでは、需要が見込まれる職種を前提に会員募集が行われているため、高い能力を活かせる職域開発には至っていない。今後も既存の職種を中心に、高齢者の生きがいや社会参加につながる活動を続けるが、魅力的かつ高い技術に支えられた職域が開発できれば、高齢者による社会支援の一翼を担えると考える。

★さはらの要望

元気な高年齢者の活力を、まずは喫緊の課題解決に生かすべき。例えば買い物支援事業(買い物代行、買い物に同行する買い物サポート、インターネット買い物支援、買い物バスなど)、トラベルヘルパー事業(お墓参りやお孫さんの結婚式等に同行する)、電化製品やITに関するよろず相談事業、街路樹や公園の植栽の剪定事業などはどうか。また、将来的には刈谷城や歴史博物館の観光案内や高齢者向けビジネスの起業支援なども想定される。指定管理の検討や更新の際に高年齢者を活用できる仕事を切り出して残しておくのも一つの方法。企業だけでなく市もシルバー人材センターの再興、新たな職域開発、新ビジネスの開発などに積極的に取り組むべき。

 

件名2『障がい者の特別支援のあり方について』

質問の主旨:障がいを抱える方へのサポート全般についての現状や課題を確認したい。

Q:肢体不自由に特化した刈谷市立の特別支援学校の設立準備状況と目指す開校時期は?

A:来年度から設計作業に取り掛かる。刈谷同様に既存小学校を改修して整備された瀬戸養護学校を視察し、どのような学校を作っていくか検討を進める。開校時期は不透明な要素もあるが、H30.4月の開校を目指していく。

Q:安城養護学校のマンモス化が顕著であるが、なぜ知的障害も受け入れる「知肢並置校」としないのか?

A:知的障害は地元の小中学校の特別支援学級や通級学級で学ぶ環境が増えてきたが、肢体不自由は必要な設備や専門的知識・技術を有する教員が整わず、遠方の特別支援学校を選択せざるを得ない状況にある。この実情を踏まえ、特別支援学校は肢体不自由に特化して整備するが、地元の小中学校の知的障害を含めた特別支援教育を支援するセンター的機能の構築も検討していく。

Q:市が取り組んでいる障がい者就労支援事業により、どのような効果が得られているか?

A:障害者自立支援協議会に就労支援部会を設置し、障害者雇用アップセミナーを実施した。これは就労移行支援事業所と、障害のある方の雇用を考えている企業のマッチングの場であり、29社に参加頂いた。このうち数社より就労移行支援事業所と再度話をしたいとの申し入れがあった。

★さはらの要望

刈谷市立の特別支援学校設立には賛成だが、知的障害のお子さんの受け入れを始めから放棄せず、必ず検討頂きたい。就労支援については、特例子会社などの協力を仰ぎ、現地現物で就労の実態を見て頂くなどマッチング事業の質を高めて欲しい。発達障害児・者支援は進みつつあるが、専門的知識を持つ人材育成に更に注力して頂きたい。

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