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知的障がい特別支援学校の誘致、機密管理などについて一般質問しました。

◆2015.6.4(木)◆

本日一般質問に登壇しました。

傍聴にお越し頂いた皆様におかれましては誠にありがとうございました。

主な質疑内容は以下の通りです。

件名1)平成27年度重点要望(障害福祉分野)について

Q:安城特別支援学校(安特)の過大化解消の為、刈谷市に知的障害の特別支援学校を主体的かつ積極的に誘致すべきと考えるが市の見解は?

A:安特の過大化解消が第一の課題と考え、愛知県の整備方針を尊重し、その動向を見守るとともに、新設校の早期実現を強く求めていく。

さはらの要望

県の「愛知・つながりプラン」には、西三河南部に知肢並置校(知的も肢体も受け入れる)の新設を検討するとの記載がある。刈谷に知的障害の学校を誘致すれば安特の過大化解消につながるし、客観的にも、将来的にも、アクセス抜群の刈谷につくるべき。課題もあるが、刈谷市自らが設置主体となる事も視野に入れながら、刈谷へ誘致して頂きたい。

件名2)機密管理と情報セキュリティについて

Q:各職員のパソコンのデータ管理や使用に関するルールはどのようなものがあるか?

A:ウイルス対策ソフトの導入や特定のファイルへのアクセス制限、USBメモリの使用制限、外部へのメールの暗号化やパスワード設定、セキュリティワイヤーによるパソコンの盗難防止などがある。

Q:職員個人が所有するカメラ機能付き携帯電話の持ち込みや使用ルールはどうなっているか?

A:職員には地方公務員法で守秘義務が課せられている。携帯電話の持ち込みに対して特に制限はしていないが、情報セキュリティ研修や公務員倫理研修を通じ、倫理意識の向上に努めている。

さはらの要望

日本年金機構の個人情報大量流出事件が発生した。個人情報保護に対する市民の不安は増幅している。刈谷市もこの事件を契機に、庁内システムやルールを自主点検し、情報セキュリティを強化すべき。

例えば

・執務スペースは撮影禁止とする。加えて、各フロアに撮影禁止カンバンを設置するなどして、来庁者に情報セキュリティの取り組みを視える化する。

・外部メール送信時は、メールの内容を問わず、一定の役職以下の職員は上司をCCに入れる。

・パソコンの立ち上げ画面を活用し、情報セキュリティに関するQ&Aを行うなど、機密管理意識向上の取り組みを日常的に行う。

件名3)未来に向けた諸施策について

刈谷市独自の水素ステーションの設置補助について

Q:近隣市が独自の水素ステーション整備費・運営費助成を始めたが、刈谷市も補助を検討しているか?

A:現在、一里山地区に1ヶ所整備中だが、2ヶ所目の設置計画もあり、当面の水素供給には対応可能と判断する。今後も水素需要の推移と、国、県、近隣自治体等の動向を見定めながら、研究を継続する。

さはらの要望

刈谷のモノづくり技術が多数搭載されているFCV、動力源となる水素ステーションの普及をしっかりと支援していく事が、刈谷市第二次環境基本計画の実現につながり、ひいては環境技術で日本が世界をリードしていく事に繋がる。引き続き、必要な対応をお願いしたい。

送迎保育ステーションについて

Q:駅でお子さんを預かり、巡回バス等で各保育園に送迎する『送迎保育ステーション』の取り組みが広がりつつある。子育て支援の新たな手法として有効との評価があるが、市はどう考えるか?

A:電車通勤する保護者の送り迎えの負担は軽減できるが、保育士と保護者が直接的なコミュニケーションをとる機会がなく、小さな子どもたちに体力的負担が生じる可能性もある。現時点で設置は考えていないが、待機児童対策で効果を上げている自治体もあるため、今後も調査研究していく。

さはらの要望

駅に限らないが、ある場所を基点にして、自宅や勤務先から少し離れた園にもお子さんを送る(迎えは保護者自身が行う)事ができれば、入園の選択肢が広がり、待機児童の解消につながる可能性がある。刈谷市は今年度、保育園の新設、定員増に「子育てコンシェルジュ」によるコーディネイト機能を付与する。更に、こうした「つなぎ機能」も研究し、多様化・複雑化する子育てニーズに対応して頂きたい。