コラム『私の思い』

1人芝居

2014.9.7

☆2014.9.6(土)☆

知人の方が演劇の公演をされるとの事で見に行きました。ストーリーは、プロ野球の審判一筋に生きてきた主人公が、最後の試合の主審を勤めながら自らの生涯を振り返るというものです。出演は主人公である知人の方のみで、いわゆる1人芝居です。主人公は何でもアウトかセーフか決めようとする、少々融通の効かない男です。そして最後は、自分の人生がアウトだったのかセーフだったのかを自問自答しながら終演となりました。その方の演劇は初めて見たのですが、1時間近く1人で演じ切る力量に大変感心しました。よどみのない動き、聞きやすいセリフ・・・まさにプロはだしでした。セリフのミスは1回もありません。議員も壇上に上がれば、まさに一人芝居です。自分が取り組んでいる事や成果をうまく聞き手に伝えなくてはいけませんので、今回の観劇は大いに参考になりました。新たな世界を教えて頂き誠にありがとうございました。

ある再会

2014.7.26

☆2014.7.25(金)☆

勤務先でお世話になった役員さんの退任パーティーが行われました。既に関連会社の会長職に着任しておられ、今後の益々の御活躍を祈念申しげます。こういう場では、普段はなかなかお会い出来ない方々と旧交を温めるのが私の楽しみなのですが、その中で、数年前に私が貿易業務を担当していた時、一緒に仕事をした外国籍社員の方と再会しました。その方は、私がゼロから作った業務を引き継ぎ、更に進化させてくれています。そして、私が仕事の基盤を作った事に対して御礼を言ってくれました。当時を振り返ると、会社が3社合併し、出身会社が異なる社員が混在する上に、外国籍の社員も増えていました。加えて、海外関連会社との取引も担当していましたので、相手が日本人であれ、外国人であれ、とにかくよくコミュニケーションする事を心掛けていました。そして、相手の立場や考えを尊重し、誠意を持って話し合えば解り合える事を学びました。あれから数年を経て、当時のお礼を言ってくれた事は大変嬉しかったです。そして苦心して作り上げた仕事がしっかりと受け継がれている事もわかりました。この感動を忘れず、今後も多様な方々とコミュニケーションしていきたいと思います。

サッカーW杯閉幕

2014.7.17

☆2014.7.17(木)☆

サッカーW杯の決勝トーナメントは見応えのある試合が多く、睡眠不足になった方も多いのではないかと思います。私もライブで見たり、ビデオで見たりしていましたが、ご存知の通り、ドイツが欧州勢として南米開催初のチャンピオンになりました。ブラジルに大勝するなど、ドイツは強かったですが、苦戦した試合もありました。特に決勝のアルゼンチン戦は死闘でした。私はアルゼンチンのマスケラーノ(マスチェラーノ)選手が大変印象に残りました。相手エースのつぶし役として走り回り、味方をバックアップする全身全霊のプレーは、まさにチームに不可欠な存在でした。今回のアルゼンチンはメッシ選手ではなくマスケラーノ選手のチームでした。報道によれば、試合後は「肉体的に限界ぎりぎりまでやった。これ以上はできないくらい頑張った」と言ったそうです。チームのために献身的に頑張り、人間としても尊敬できる、そんな選手が日本でもたくさん出てきて欲しいと思いました。

サッカーW杯

2014.6.26

☆2014.6.26(木)☆

日本代表チームの戦いが1分2敗で終わりました。スペインやイタリア、イングランドなど、前回活躍したチームや強豪チームがあっけなく予選敗退したかと思えば、前回予選敗退したチームがしっかり勝ち抜くなど、なかなか予想しにくいのが最近のW杯の特徴ですね。コスタリカなどの小国も力をつけています。技術、戦術次第で小国が大国に勝つのがサッカーの面白いところですね。日本代表は敗れた真因を追及して欲しいと思います。私は、技術・戦術で劣っていたとは思いませんが、アスリートとしての基本を見直す必要があるのではないかと感じました。例えば、均整のとれた体や正しい姿勢を作る事、正しいフォームで走る事、バランス良くボールを蹴る、止める、扱う事です。強豪国は、選手一人一人の姿勢や動作が力強く、美しく、雨天時もどっしりとしていますが、日本は選手によってばらつきがあるように感じます。この違いにより、球際の競り合いや接触プレーで次第に押し込まれ、主導権を奪われている気がします。ラグビー選手とはまた違いますが、欧米人、アフリカ勢と戦える体作り、体幹作りに取り組んではどうかと思います。競り合いで負けない体があれば技術も生きてきます。時間がかかるかもしれませんが、代表チームの再生を期待しています。

『男の中の男』とは

2014.5.28

☆2014.5.28(水)☆

唐突ですが、「男の中の男」とはどんな人物なのでしょうか?私の好きなある作家は『相手の立場に立ってものを考える事のできる思いやりのある人、友達を裏切らない人』だと言いました。私もこれに共感しています。この作家の作品は、強靭な肉体と精神を持つ主人公が、悪行の限りを尽くす輩を排除するバイオレンスもので、主人公は、自分の中の正義に反する事は絶対にせず、美しい心を持つ人は命がけで守ります。これがこの作家がイメージする男の中の男なのでしょう。振り返ると20代の頃、仕事でトラブルが発生した際に、誰を攻める事もなく、自分が最もいやな役目をこなした後は部下にまかせ、解決したらおおいに部下をほめる上司がいました。また、輸出業務を担当していた頃、海外の関連会社に輸出した設備を積んだ貨物船が漁船と衝突し、経由国の港で拘束されてしまいました。その設備がないと現地で製品が作れません。関連会社の社長さんは旧知の方で、事情を説明すると、一言「よしわかった」と言って、古い設備を駆使して生産をつないでくれました。結局1ヶ月以上納入が遅れてしまったので、相当な苦労をかけてしまったと思いますが、「君のほうが大変だったろう」と、こちらを気遣ってくれました。このお二人は、けっしていばらず、あわてず騒がず、さりげない気配りができ、男とは何かを教えてくれました。私はまだまだです。精進していきたいと思います。

釣り

2014.5.4

☆2014.5.4(日)☆

先日数年振りに海釣りに行ってきました。始めたのはかれこれ20年前になります。釣りと言っても多種多様ですが、私の場合はアイナメ、カサゴなどの根魚を狙う穴釣りと、カレイなどを狙う投げ釣りです。シンプルな仕掛けで、自分の狩猟本能を頼りに魚の居場所を探り当てるのがこの釣りの醍醐味ですね。篠島沖の堤防で半日竿を出した結果は写真の通りです。本命の大型アイナメが釣れなかったのが残念でしたが、短時間の釣行にしてはまあまあだと思います。陸に戻った後は同行の皆さんと新鮮な魚を賞味し、帰路に着きました。次はいつ行けるかわかりませんが、心を癒してくれた海風と波の音、魚達に感謝です。

カサゴ、クジメ、キスが釣れました。キスは20cmほどあり、他はいわゆる煮付けサイズです。魚は食べ切れる分だけ持ち帰り、自分で捌きます。

『グランクラスシート』

2014.4.6

☆2014.4.5(土)☆

本日19時から放映された「超潜入!リアルスコープHYPER」で、北陸新幹線のE7系車両に搭載されている『グランクラスシート』が紹介されました。「グランクラス」とは、JR東日本が東北新幹線ではじめて設定した、グリーン車のさらに上のクラスの車両で、私の勤務先のトヨタ紡織が開発した超豪華シートが採用されています。番組内では、何らかの制約により、「高級車レクサスのシートメーカーが製造」と説明されていました。ともあれシートのインパクトは十分で、レポーター役の俳優の西村和彦さんとアイドルグループsexy zone の佐藤勝利さんも、その座り心地に感嘆の声を上げていました。刈谷市では刈谷ハイウェイオアシスの豪華トイレが集客に大きく貢献していますね。企業であれ自治体であれ、お客様に感動をもたらし、社会を元気にする施策、仕掛けを考えていく事の大切さを改めて感じました。

「LEADERS リーダーズ」

2014.3.24

☆2014.3.24(月)☆

先週末に2夜連続で放映されたドラマ「LEADERS リーダーズ」をご覧になった方も多いと思います。主演の佐藤浩市さんは本当にかっこいいですねえ。感想は人それぞれかと思いますが、気骨・気概を持ち、愚直なまでに現地現物で事にあたる事や、人を大切にする事が三河人のDNAだと再認識しました。まちづくりにおいてもこうした根っこの部分を大切にしていきたいですね。時代は変われど三河人のルーツを決して忘れず、仕事に取り組みたいと思います。

卒業式

2014.3.8

☆2014.3.6(木)☆

卒業シーズンを迎え、刈谷南中学校の卒業式に出席しました。今年は全員が出席できたとの事です。私たち来賓が入場する際、卒業生が通路で出迎えてくれたり、内容も感動的で、送辞を読んだ男子生徒が感極まって涙声になった時には、多くの生徒がもらい泣きをしていました。最後は全員で先生方と父兄の皆さんに「ありがとうございました」と感謝の言葉を伝えるなど、私たちの頃とは比較にならないほど素晴らしい式でした。中学時代は心も体も大きく成長します。将来社会に出て、くじけそうになった時に支え合える絆、仲間ができていれば良いですね。これから小学校、幼稚園、保育園の式にも出席しますが、この子たちがいきいきと暮らしていける事は勿論、大人になっても活躍していける刈谷市づくりを提言していきたいと思います。

浅田真央選手の素晴らしさについて

2014.2.21

☆2014.2.21(金)☆

連日ソチ冬季五輪で日本人選手が活躍していますが、昨夜遅く、女子フィギュアスケートのフリー演技が行われ、浅田真央選手の演技に釘付けになりました。前日のSPの不調の影響が心配されましたが、本当に見事な、迫真の名演技でした。終わった瞬間、万感の思いが込み上げ涙を浮かべた浅田選手を見て、多くの人が感動し、もらい泣きをしたと思います。日本国民だけでなく、世界中の人がこんなにも応援する、応援したくなる浅田選手の魅力とは何なのでしょうか。愛らしい真央ちゃんスマイルは言うまでもありませんが、二つ大きな理由があると思います。一つ目は、トリプルアクセルで注目された少女が、周囲に支えられながら苦難を乗り越え、世界のトップに成長していく姿が人々の心を打つ事、そして二つ目は、SP後にも感じましたが、何事も人のせいにせず、言い訳もしない姿勢です。好不調の波があったり、採点に納得のいかない事もあるはずですが、決して文句を言わず次の課題に取り組む、この素直でフェアな姿を見てますます応援したくなるのだと思います。真央ちゃんのスケーティングは勿論、人間としての素晴らしさに改めて感動しました。オリンピック後は新たな道を歩むと思いますが、ずっと彼女を応援していきたいと思います。

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